iCloudで独自ドメインを使えるようになりました。(カスタムメールドメインを設定)

iOS15/iPadOS15でアップデートされたiCloudですが、地味に強化されているのがiCloudメールです。
iCloudはiCloudプラスへと姿を変え、もっと使いやすく高機能になりました。

その中で地味に嬉しい機能が「カスタムメールドメイン」機能です。
要するに独自ドメインをiCloudで使えるというものなのですが、iCloud基盤で独自ドメインを使いたいという声は意外と多く、やっとAppleは搭載してくれました。
この記事では、カスタムメールドメインの設定方法についてまとめたいと思います。

カスタムメールドメインを設定できる条件

  • iPhoneやiPad、またはMacのSafari推奨。Windowsでもいけるかもしれない。
  • iCloud の有償プランに自分またはファミリー共有の管理者が加入している。
  • ドメインを取得している。
  • 登録するドメインのDNSレコードを編集できる。その知識がある。

知識の目安としては、このページをみて、あーなんとなくわかるわーっていうレベルならいけると思います。

設定したメールアドレスで出来ること

  • メールアプリでメール送受信可能
  • iMessage/Facetimeの受信アドレスに使用可能
  • Sign in with Appleの”メールを非公開”の転送先に設定可能

前提条件

今回は私の取得している「yuta-sakurai.com」を追加してみます。
DNSはAWSのRoute53です。

設定開始

設定画面に入る

SafariでiCloud.comを開き、アカウント設定(環境設定)>カスタムメールドメイン›管理›所有ドメインを追加 から設定を開始する。

設定したいドメインを入力する

設定したい自分のドメインを入力して次に進む。自分だけの使用とファミリー共有グループメンバーでの使用の2パターンを聞かれるが今回は”あなただけ”で設定する。

DNSの編集を行う

手順2 既存のメールアドレスを追加するをスキップし、表示されたDNSレコードをRoute53に投入する。

MX:
ホスト:[example.com].
参照先:mx01.mail.icloud.com.
優先度:10
TTL:3600
ホスト:[example.com].
参照先:mx02.mail.icloud.com.
優先度:10
TTL:3600

TXT:
ホスト:[example.com].
参照先:”v=spf1 redirect=icloud.com”
TTL:3600
ホスト:[example.com].
参照先:[設定中に提示されたパーソナル TXT レコード]
TTL:3600

CNAME:
ホスト:sig1._domainkey
参照先:sig1.dkim.[example.com].at.icloudmailadmin.com.
TTL:3600

DNS設定を確認する

「セットアップを確認」ボタンを押してDNS設定を確認します。

設定完了!

DNSが正しく設定されていればカスタムメールドメインの設定は完了です。

FaceTimeなどのアドレスとして自動登録される

設定したアドレスはiMessageやFaceTimeのアドレスとして自動登録されます。

メールの送信元はデフォルトでは本名になる

ここは注意するところですね。 AppleIDに設定されている実名がデフォルトの通知名となります。
こちらはiCloudの設定から変更することが可能です。

iCloudの環境設定>アカウントから設定可能

さいごに

やっと念願のiCloud基盤で独自ドメインのメールの利用ができるようになりました。
iCloudの有料プランを契約していれば利用できるのでSaaSを契約するより安価になることもあるかもしれません。
ご不明点あればTwitterでご連絡ください。